口元は年齢が顕著に出る！年齢より老けて見える「口元」を美しく保つ方法

年齢を重ねるとともに意識し始めるのは「見た目年齢」、そう考える女性は多いのではないでしょうか。特に女性にとっては「若々しさ」は死活問題と言えるほど重要なものです。実際の年齢はどうしようもないですから、なるべく「若い見た目年齢」を長く保ちたいもの。そうした時に重要になってくるのが「口元」です。

実は、思った以上に口元の状態が見た目年齢に大きく関係しています。今回は、口元の状態が見た目年齢にどう関係するかを解説していきます。

見た目年齢を決めるのは「口元」？

まず、人が他人の顔を見て、どこから年齢を判断しているかをご存知でしょうか。特に、男性が女性の年齢が一番現れると考えているのは、どこなのでしょうか。

とある女性向けメディアの2015年の調査において、男性に「女性の年齢が一番現れるのはどこか」を問うたところ、1位の「目元」に次いで2位につけたのが、なんと「口元」でした。詳しい回答を見ても、特に男性は「ほうれい線」の有無に着目していることがわかります。

年齢を重ねるごとに、口周りで目立つようになるのがほうれい線である以上、ほうれい線の有無は、見た目年齢を大きく下げてしまう原因となりがちです。口元＝ほうれい線ではありませんが、大きく関係してくるのは間違い無いでしょう。

口元の年齢が出るのは歯並びや口角も大きく関係している

口元で年齢が出る、と聞くと、やはりほうれい線を意識してしまう人は多いでしょう。ほうれい線が口を包むように形成される傾向がある以上、それは間違いありませんが、口元にはほうれい線以外にも年齢が出る場所があります。

それは、歯並びや、歯の色です。綺麗な歯並びは見た目年齢を若くするだけでなく、歯周病予防にも効果が期待できます。様々な神経が通っていて、実は全身の疾患にも関係性があると言われる歯の状態がいいと、結果的に見た目年齢を若々しく見せてくれるのです。歯並びは普段、口から見えがちな前歯の部分だけでも綺麗にしておくと随分違います。

歯並びだけでなく歯の色も重要で、黄ばんでいる歯はどうしても年齢を感じさせるもの。特に喫煙の習慣があると歯が黄色くなりがちなので、定期的な歯のクリーニング、ホワイトニングをやってもらうようにしましょう。

また、口元といえば口角が下がっていると老けて見えるとされています。広角はキュッと上向いていた方が確かに若々しく見えますよね。

ほうれい線はやはり重要！わかりやすい分、早めの予防対策が必要

ほうれい線は目立つ分、一気に見た目年齢を引き上げてしまいます。ほうれい線は、頬と口と鼻の間に刻むように入ってしまうので、かなり加齢を感じさせてしまう部位になっています。

ほうれい線ができる原因とプロセスは、皮膚の真皮層のコラーゲンが劣化したり量が減ったりする事がスタートラインとなります。繊維状のタンパク質であるコラーゲンが減ることによって、肌の弾力や伸縮性といったものも減少してしまうこととなり、そうした原因によって肌表面がたるんでしまうことになります。

そして肌の下にある表情筋が衰え、顔の筋肉をしっかり上に引き上げていた力が年齢とともに緩んでくることによって、顔の肉が重力に任せて下に下がるようになってしまい、それがほうれい線を生み、また徐々に深くなっていきます。

ほうれい線の原因となるコラーゲンの劣化や減少は紫外線を多く受けたり、肌が乾燥したりすることで起こります。夏は日焼け止めをしっかり塗って、冬は乾燥対策をしっかり取ることで、ほうれい線を予防することが可能です。また、加齢に伴う表情筋の筋力低下は積極的に顔を動かすことで予防できます。

顎のラインも見た目年齢に大きく関係する！

顎のラインも年齢が出やすい箇所です。それは、顎のラインも年齢とともに下に下がってきて、たるみやシワもできやすい場所だからです。

先ほどほうれい線ができる原因として説明した、加齢によるコラーゲンの減少や表情筋の筋力低下が、同じように顎のラインのたるみにも繋がっていきます。また、顎のラインのたるみが起こる原因としては、食べ物の咀嚼回数の減少や年齢とともに進む肥満、姿勢の悪さなどが挙げられます。

顎のラインをたるませない対策としては、オトガイ筋（唇の下の梅干しに似たシワができる場所）や、顎舌骨筋を鍛えることが一番とされています。基本的には「舌トレ」と呼ばれるように、顎をあげて舌の運動を意識した運動を行うことで鍛えることが可能です。

顎のラインがしっかり整うと同時に小顔効果も期待できるということで、こうした舌トレは近年一部で注目を集めています。

まとめ